「いろいろ自分なりに頑張ってみたのですが、どうも私には才能がなくて、ネット集客宣伝とか、SEO対策とかが上手くいかないんですよ・・・」とそんなことを言われる人がいらっしゃいますが、正しい日本語で言えば、「経営に関する見通しが甘いだけではないでしょうか」
あるAさんは、なにか新しく始めるビジネスを思いつきました。「屋号はこれにしょう」みたいにネーミングを自分でイメージして入りますよね? 次に「インターネットで集客できればコストも安いと思うので、探してみて実際に会って良い人だと思ったのでHP作成を頼みました」となります。次に「HP作成とSEO対策は別ものらしいので、ネットでみつけた業者に依頼しました」などのように、一連の作業を誰がどういう基準で選んでいるのかを聞いても理解しにくいものがある場合が少なくありません。
私どもはクライアントが新しいビジネスを始めるといわれた場合に、「屋号はどうしますか? ここはやはり定番であるパターンから決めるのが無難かと思います」などとネーミングなどにもこだわります。
どうしても名刺交換や広告宣伝あるいは、ホームページなどでも屋号の箇所が目立ちますので、問い合わせも増えるように工夫していく感じです。
次に、「広告などを出したら、その問い合わせに対応する人間をどのように配置しますか? やはり定番であるパターンから考えて平均年齢X歳の問い合わせを受けることを役割とする人間を配置すべきかと思います」などのように、スキームなども考えていきます。
「ホームページは、パターンからSEO対策に適しているデザインで立ち上げましょうか」とホームページ作成の依頼を受注したりします。
「ホームページは外部リンク数が少ないと検索エンジンエンジンからの訪問者が減るでしょうから、いつものパターンでSEO対策もやりましょうか」とアドバイスしたりします。
なぜか一般の人がバラバラ作業したりしていく部分を1人の人間がプロジェクト監督として、一定の品質を保つ工夫などをしていたりします。
たぶん、これらは上場企業内で働いた時に身に付いた習慣だと思いますので、そういった経験のない人には理解しにくい部分になると考えております。
人間というのは、「自分が成功体験をした中から最善だと思う方法をチョイスする」という習性があります。この為元々成功体験がないとイメージだけでやっていくわけですので、成功率が低くなります。
同じ理屈でいえば、すでに成功した大企業などは原則何をやっても成功してしまいます。例外として景気の波に揺られる程度はありますけどね。
1度破産などをした人間が強いのは、「俺のやり方ではダメなんだ」と見切りをつけられる人がいることです。
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